2019全日本空道体力別選手権/全日本空道シニア選抜選手権大会リポート

文 全日本空道連盟広報部
写真 牧野壮樹・全日本空道連盟広報部

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[総評]

全7カテゴリ―中、-230クラスの目黒雄太(大道塾長岡支部)以外の優勝者は全員、初優勝である。令和初かつ、世界選手権後初の全日本選手権に相応しいフレッシュな面々の咆哮。3年半後の世界選手権に向け、あらたなスタートが切られた。

[試合ダイジェスト]

男子-230

世界選手に出場した選手のうち、多くは、半年後に行われた今大会には出場していない。出場していないというか、出場できないのだ。それだけ、心身ともに疲弊してしまうものということだろう。どんなスポーツでも、競技最大のイベント後は燃え尽きた灰のようになるものだろうが、なかでも格闘技、それも、屈強な欧米人と、頭突きや掴んでのヒジまで、なんでもありで制圧しあう“超”総合格闘技である。そんななか、前々回の世界選手権以降、すべての春・秋の全日本(およびアジア)大会に出場し、-230クラスV5を果たした目黒雄太のモチベーションの維持力には脱帽するしかあるまい。

決勝。目黒が左右ミドルキックでプレッシャーを掛け、キャッチされても、得意の片足バランスで凌ぐ。小芝裕也(大道塾関西宗支部)は首相撲から膝を打つが、目黒はその膝の振り上げのタイミングに合わせて腰を入れ、大腰からのキメ突きで効果1を得る(ただし、このキメ突きに対して小芝は目黒の上体に深く足を掛けていたので、これが一定基準に沿う判定なのか検証を求めたい)。自動延長後、小芝はジャンプしての右ストレート(いわゆるスーパーマンパンチ)、蹴り足を掴まれた状態からの肘膝などで攻めるが、目黒は首投げや崩し際の顔面膝蹴り、完全に立位での一本背負投などで切り返し、形勢の逆転を許さず。試合終了間際にニーインベリーからのキメ突きで効果ポイントを追加し、旗判定なしでの完勝を手中に収めた

準決勝、目黒(白)は、関東地区予選で黒帯3名を撃破して優勝した黄帯・高岡新(大道塾早稲田準支部)の右ストレートにひやりとする場面もみせながら、パンチで効果を奪い、本戦旗判定5‐0で勝利

準決勝、小芝(青)vs荒井壱成(大道塾長岡支部)。本戦は判定2‐1の互角な展開であったが、延長では小芝がイニシアチブを握り、突き放した

3回戦、目黒(青)は、ソムチャイ・ヌアナー(大道塾札幌西支部)との蹴り合いを制す

3回戦。小芝(白)は、18歳にしてキャリア11年の小松慎(大道塾新潟支部)から効果を奪い、本戦旗判定5‐0勝利

3回戦。星優斗(大道塾仙南支部、青)は鋭い右ストレートや投げで本戦前半を優勢に進めるが、左膝を痛めると失速。投げられながら襟絞めに入るなど勝負強い高岡が延長で右ストレートによる効果を奪い、接戦を制した

3回戦。20歳、キャリア15年の小野葉嗣(大道塾塩釜支部・白)と21歳、キャリア7年の荒井の対戦は接戦となるが、旗判定4‐0で荒井の勝利

2回戦、47歳の板子和夫(大道塾名古屋西支部、白)は21歳の荒井に対し、延長の末、旗判定4‐1のスプリットで敗れたとはいえ、接戦を演じる

2回戦、最年長(49歳)出場の92年-230クラス全日本王者・朝岡秀樹(大道塾御茶ノ水支部、青)は、小芝に本戦旗判定5‐0で屈した

2回戦、目黒は高橋忠仁(大道塾横浜北支部)得意のアキレス腱固めに捕まるも、なんとか凌ぎ、本戦旗判定5‐0で勝利

2回戦、高岡は漆館宗太(大道塾横浜北支部)からマウントパンチで効果を奪い、完勝

 

男子-240

昨年の世界選手権でこの階級の日本人としてはただ一人ベスト4に進出した服部晶洸(大道塾横浜北支部)が優勝候補筆頭であったが、その服部と、同じく世界選手権代表であった曽山遼太(大道塾岸和田支部)を連破した寺口法秀(大道塾横浜北支部)が初優勝。決勝を争った伊東駿(大道塾仙台東支部)ともども、これまで実力を認められながら、決勝進出経験のなかった選手である。こういった選手たちが脚光を浴び、新しい時代の主軸となっていく契機となることが、世界選手権直後の大会の役割といえよう。

決勝。本戦でマウントパンチによる効果1を得ていた寺口(青)の勝利となったが、展開自体は突き、蹴り、投げ…とがっぷり四つの攻防が本戦・延長と続いていた。

決勝、伊東(白)の内股は前頭部から突っ込み気味で自身の頸椎に大きな負担を掛けかねないフォームだったように見受けた。ルール上、頭からマットに突っ込む投げを禁じているのであれば、警告などを与えてもよかったのではないか?

準決勝、寺口(青)vs服部は本戦旗判定2‐1で服部がリード。延長終盤に寺口が右ストレートで効果1を奪い、逆転勝利を収めた

準決勝、服部はカニバサミに分類される動きをみせた。対戦相手の膝や足首に大きなケガを負わせかねないモーションであり、柔道やブラジリアン柔術でこの技を掛ければ即失格となるし、空道においても反則技とされている。前方への投げを相手が踏ん張ったために後方へ崩れたような事例でもなかったにもかかわらず、なぜ、5人の審判は反則とみなさなかったのか? 検証を要するシーンと思われる

(6月12日追記:この件に関して連盟より『カニバサミに関しては、一時期、禁止行為とされていたが、現在は使用可能な技として認められている』とのご指摘を頂きました。執筆者の認識に不足がありましたことをお詫び申し上げます)

準決勝、伊東駿は鈴木渓(無所属・青)からパンチで効果を奪い、本戦旗判定5‐0勝利

2回戦、服部はミドルをキャッチさせて脛でシールドをつくってからの引き込み返しを2度決め、阿部宏信(大道塾石巻支部)からニーインベリーからのキメ突きで効果を奪った

2回戦、寺口vs曽山。半年前の世界選手権に出場した曽山(白)は、この試合でマットの下に敷かれた畳の間に生じていた隙間に足を取られ、右足首を捻挫するというアクシデントに見舞われる。試合を途中で中断し、時間をおいてから試合を再開したが、やはり闘える状態ではなく、ほどなくして主審判断で寺口の勝利が宣告された。連盟には、事故の原因について調査し、設営上の問題であったのであれば、善後策を講じ、それについて公表するとともに、当該選手への補償等を行うべきと思われる

リーグ戦、伊東宗志(大道塾日進支部、青)は鈴木渓から左ボディアッパーなどのパンチで3つの効果を奪い、勝利 

リーグ戦、鈴木渓は田村理一(大道塾横浜北支部、青)から袖車で一本勝ち

リーグ戦、伊東宗志vs田村(白)。本戦は旗が双方の選手に2本ずつ挙がる互角の内容で延長へ。延長で田村が右ストレートによる効果を奪い、伊東がファールカップを道着の上から着用していて警告を受けていたため、規定により旗判定なしで田村の勝利が宣告された

2回戦、伊東駿vs田中竜太郎(大道塾行徳支部、白)。本戦で伊東に3本旗が挙がるが延長に。延長で右ストレート、ニーインベリーからのキメ突きでそれぞれ効果を奪い、伊東が振り切った

男子-250

昨年は藤田隆(大道塾秋田支部)とのシーソーゲームに敗れ、準優勝に甘んじた安富北斗(大道塾総本部)が、今年は新鋭・玉木直哉(大道塾横浜北支部)とのシーソーゲームを制し、全日本初制覇。安富は21歳にして空道歴14年、すでに打撃、投げ、寝技とも外郭が完成しており、北海道から上京して総本部の寮生となったばかりなのだから、洋々たる前途が開けているようにも思えるが、課題も感じた。藤田は自衛隊で、玉木は関西の大学で、それぞれ日本拳法のキャリアを積んだ選手である。両者とも、下段蹴りや回し蹴り、頭突き……といった空道ならではの多彩な攻撃をみせるわけではないが、直線系の打撃のタイミングと強度が突出して優れており、安富は、昨年も今年も、全体的には攻勢の流れをつくりながら、ストレート系のパンチを軸とした攻撃によって効果ポイントを奪われてしまっていた。幼少期からキャリアを積んでいる選手に多いのが、全般的に早期に技術が身についている分、20代以降の伸びが少なかったり、メンタル面で技を極め切る執念のようなものに欠ける傾向である。またデカスロン(十種競技)の選手より100メートル走専門の選手の方が、スプリント技術の精度が高いのと同様、特定の技術に限定して争う格闘技の方が広範囲の技術で攻防を行う格闘技よりも、特定の部分において優れた技術を有するのも当然である。安富がみせた昨年、今年の全日本決勝の内容は、ジュニアクラスから空道競技に取り組み、大人となった選手の課題を明白にしてくれているものとも捉えられよう。

決勝。本戦で両者ポイントなく、延長でニーインベリーからのキメ突きで安富が効果を奪い、玉木が左フックで効果を奪い返した。全体的に突き、多彩な蹴り、投げ、寝技と多彩な攻めをみせていたのは安富だが、右ストレートを中心に“ニア効果”の回数が多かったのは玉木。延長旗判定は割れ、4-1で安富に凱歌があがった

準決勝。安富vs近藤瑞起(大道塾岸和田支部、白)。安富が下段蹴りで効果を奪い、本戦勝利

準決勝。玉木は冨田頼紀(大道塾御茶ノ水支部・白)からパンチで2つ、マウントパンチで一つ効果を奪い、本戦で圧勝

リーグ戦。全日本優勝1回、準優勝3回の実績を持つ笹沢一有(大道塾大分支部、青)は玉木に対し多彩な攻撃をみせるが、パンチで2つ効果を奪われ敗退

リーグ戦。近藤(青)は関東地区予選優勝の山本英貴(大道塾川崎支部)に投げられるも、パンチで効果を奪い、本戦旗判定5‐0勝利

男子-260

過去全日本準優勝2回の寝技師・渡部秀一(大道塾岸和田支部)が悲願の初優勝を遂げた。決勝の相手は、-250クラスで2度の全日本優勝歴をもつ加藤智亮(誠真会館東伏見道場)であったが、大会の最終試合にして、判定を巡る審判団の協議による長時間の試合中断を挟んでの今大会決勝唯一の再延長突入、そして引き込みからの腕ひしぎ三角固めによる一本決着。終わってみれば場内から拍手の巻き起こる大団円となったが、審判面での幾つもの問題が浮き彫りになった試合でもあった。

決勝、渡部(白)は一気に間合いを詰めて掴んでのダーティ-ボクシングに持ち込むか、あるいは後ろ回し蹴りなどで遠い間合いを保つか、という選択。体格で劣る加藤は、中間距離での技術戦に持ち込みたいところだが、ままならない。それでも加藤は右ストレートで効果1を奪うが、反則で1ポイントを献上。そのまま本戦・延長が終了したが、このポイント状況において旗判定でどのような裁定をする決まりがあったか確認を行うのに10分以上の進行中断を要したうえで、引き分けの裁定がなされ、再延長戦が行われるに至った。せっかく勝敗が分かりやすくなるように、効果=1ポイント、有効=2ポイント……といった具合にしても「同ポイントでも〇▼の場合は、■×を優先」といった特例を審判団が把握できないレベルで定めているのでは、意味がないのではないか。シンプル化を望みたい。

決勝、絞め技に入る渡部に対し、加藤は後頭部へキック。後頭部・背面への直接打撃を行うこうことは反則となっているため、主審は「待て」を掛け、反則1(相手側に1ポイント付与)を宣告し、立ち技から試合を再開したが、この進行の方法では、絞め技や関節技を掛けられたら、とりあえず反則に該当する打撃をしておけば、一本を喫せずに1ポイントのビハインドを背負うだけで立ち技に戻れることになってしまう。サッカー等で反則があってもアドバンテージをみるのと同様、軽微な反則であれば攻防がひと段落するまで試合を続行する、「待て」を掛けざるを得ないような重篤な反則であれば即失格~相手に4ポイントを付与する程度の罰を与えるべきではないだろうか

決勝のフィニッシュとなった腕ひしぎ三角固め。この過程において、加藤は渡部の身体がマットから浮くか浮かないかくらいまで持ち上げていた。連盟関係者からは「『寝技状態から相手を持ち上げた場合、その相手をマットに叩きつけることは頸椎損傷を避けるために不可。その代わりに、寝技を仕掛ける側が現実離れした有利にならぬよう、持ち上げた時点で待てを掛ける』というルールがあるはずなのに、なぜ待てを掛けなかったのか?」という意見が出ていた。一方で「現状は『立位の腰の高さまで持ち上げたら待てを掛ける』とか『少しでも浮いたら待てを掛ける』とか、明確な基準の規定はないので、待てを掛けるタイミングは主審の判断によるのではないか」という声も聞いた。このあたりにかんしても、いま一度、連盟には明確な規定の通達を行ってほしいところだ

 

準決勝、渡部が小松岳史(大道塾大阪南支部・白)に腕ひしぎ裏十字固めを極める。昨年秋、プロ格闘技イベント「巌流島」に出場し、トーナメント半ばで敗れた渡部だが、実は、オファーに対し快諾した時点で、そのトーナメントが寝技なしのものであることを知らなかったのだ。その際の鬱憤を晴らすかのような3試合連続の寝技での一本勝ちであった

準決勝。加藤はエフェヴィガ・ヤニック・雄二(大道塾練馬支部)から投げ→キメで1つ、パンチで1つ効果を奪い、本戦勝利

リーグ戦。渡部は麦谷亮介(大道塾行徳支部・白)を膝十字固めで仕留める

リーグ戦。小松vs江刺家奨(大道塾新宿支部、青)。小松はキャリア3年の19歳ながら、2試合で効果4つ、有効1つを奪取。将来性を感じさせた

男子260+

野村幸汰(大道塾札幌西支部)が引退、岩崎大河(大道塾総本部)が拳の負傷のため欠場、エントリーしていた優勝候補、目黒毅(大道塾多賀城支部)は服用している肺炎の薬にドーピングコントロールにおいて禁止されている成分が含まれていることを知り、大会直前に出場を辞退したこの階級。全日本の名に値するクオリティーの試合が展開されるか懸念されたが、もう一人の優勝候補であったイ・ウンチョル(大道塾韓国支部)を負傷棄権に追い込んだ奈良朋弥(大道塾青森市同好会)が2試合連続の一本勝ち。リーグ戦を制し、初優勝を遂げるとともに、新たな時代を担うに見合う技術をみせた。

リーグ戦、奈良は前田聡(大道塾大宮支部、青)からパンチでダウンを奪い、一本勝ち

リーグ戦、奈良(青)はウンチョルの蹴りに合わせた左フックで効果を奪う。蹴りをキャッチした奈良がテイクダウンした際、ウンチョルは右足を着地させた角度が悪く右膝を痛め、棄権。ウンチョルは一昨年のアジア選手権で岩﨑を後ろ回し蹴りで破っており、寝技でのガードワークなども巧みな選手だけに、大金星といえるだろう

女子-215

世界選手権代表だった作田千代美(大道塾草加支部)、小柳茉生(大道塾新潟支部)が引退したこの階級、熊谷鞠月(大道塾早稲田大学準支部)がリーグ戦を制した。

リーグ戦、熊谷は2016年の全日本王者・渡邊富紀恵(大道塾神戸同好会、青)にパンチで打ち勝つ。熊谷の髪の毛が襟に掛かる状態となっているが、これは反則に該当するはずである。長髪の選手が自由に髪を垂らしてよいのであれば、頭髪を掴んではいけないというルールを遵守しようとすれば、相手選手は奥襟を持つことが難しくなってしまう。そのため、柔道では、長髪の選手は“お団子”状にまとめるなどして襟に髪の毛が掛からぬようにすることが義務付けられ、徹底されているが、空道においては、ルールには定められているにもかかわらず、違反者に注意を与えることもなく試合が行われているケースをしばしば見かける

リーグ戦、熊谷vs三好梨乃(大道塾横須賀支部、白)。関東地区予選で一日のうちに2度直接対決し、1勝1敗であった両者のラバーマッチ。熊谷が制した

女子215+

絶対的なエースであった大谷美結(大道塾札幌西支部)が職業上の事情により、昨年より試合に出られなくなり、昨年世界選手権代表の今野杏夏(大道塾多賀城支部)、内藤雅子(大道塾横浜北支部)もエントリーせず。幼少時から伝統派やフルコンタクトの空手を学び、早稲田大学入学後、空道をはじめて2年になるロシア系アメリカ人、チツァレフ・タチアナ(大道塾早稲田大学準支部)が制した。

リーグ戦。ジュニアクラスで輝かしい戦績を残し、一般クラスに昇格してきた末永あゆ(大道塾石巻支部、青)をタチアナはパワーで圧倒。立ち技でのパンチとマウントパンチでそれぞれ効果を奪った

リーグ戦。2012年に全日本優勝経験をもつベテラン、吉倉千秋(大道塾横浜北支部、青)はタチアナと打ち合いを展開。吉倉に1本、タチアナに2本、副審の旗が挙がり、副主審は引き分けを支持したが、主審はタチアナの勝利を選んだ

■2016全日本空道シニア選抜選手権大会 決勝ダイジェスト

軽量級。糸永直樹(大道塾草加支部)が延長戦で水野栄治(大道塾多賀城支部、白)に飛びつきからの腕十字を極め、一本勝ち

軽中量級。鈴木秀夫(大道塾大阪南支部)が本戦旗判定50で菅剛志(大道塾横浜北支部、白)を下す

中量級。中村公俊(大道塾名張支部)が吉永直樹(大道塾高尾支部、白)からパンチで効果を奪い旗判定50勝利

軽重量級。加藤隆行(大道塾新潟支部)vs白井克明(大道塾神戸同好会、白)は本戦で互いにパンチで効果を1つずつ奪い合い、旗が2本ずつ挙がる拮抗戦の末、延長でパンチで効果を奪った加藤が勝利

重量級。横山智樹(大道塾行徳支部)VS辻一磨(大道塾御茶ノ水支部、青)は本戦で旗が22に割れるが、主審が横山の勝利を宣告

超重量級。矢上太郎(大道塾仙台東支部)がパンチで効果を奪い、諏訪一郎(大道塾広島中央支部、白)を下す

雑感

獲得ポイント数等の計算によって割り出される最優秀勝利者には渡部が選定され、北斗旗を授与された。なお、各選手の獲得ポイントを所属道場(チーム)ごとに集計して、その多寡で決められる優秀道場賞としては、大道塾横浜北支部が第1位、大道塾行徳支部と大道塾岸和田支部が同率で2位にランキングされた

決勝前には、関西・中部地区の大道塾支部長による演武が披露された。「空道 定法の演武」という紹介アナウンスがされたが、写真のようなアクロバティックな技術が定法という言葉の定義に沿うものなのか、疑問を感じた

入賞者。左から熊谷、タチアナ、目黒、小芝、寺口、伊東、安富、玉木、渡部、加藤、奈良、諏訪、矢上、辻、横山、白井、加藤、吉永、中村、管、鈴木、水野、糸永

 

◆2019 北斗旗全日本空道体力別選手権大会

230 以下
優勝  目黒雄太 大道塾長岡支部
準優勝 小芝裕也 大道塾関西宗支部

240 以下
優勝  寺口法秀 大道塾横浜北支部
準優勝 伊東 駿 大道塾仙台東支部

250 以下
優勝  安富北斗 大道塾総本部
準優勝 玉木直哉 大道塾横浜北支部

260 以下
優勝  渡部秀一 大道塾岸和田支部
準優勝 加藤智亮 誠真会館東伏見道場

260 超
優勝  奈良朋弥 大道塾青森市支部

女子220以下
優勝  熊谷鞠月 大道塾早稲田準支部

女子220超
優勝 チツァレフ・タチアナ 大道塾早稲田準支部

◆2019 全日本空道シニア選抜選手権大会

シニア軽量級
優勝  糸永直樹 大道塾草加支部
準優勝 水野栄治 大道塾多賀城支部

シニア軽中量級
優勝  鈴木秀夫 大道塾大阪南支部
準優勝 菅 剛志 大道塾横浜北支部

シニア中量級
優勝  中村公俊 大道塾名張支部
準優勝 吉永直樹 大道塾高尾支部

シニア軽重量級
優勝  加藤隆行 大道塾新潟支部
準優勝 白井克明 大道塾神戸同好会

シニア重量級
優勝  横山智樹 大道塾行徳支部
準優勝 辻 一磨 大道塾御茶ノ水支部

シニア超重量級
優勝  矢上太郎 大道塾仙台東支部
準優勝 諏訪一郎 大道塾広島中央支部

◆成績優秀道場

第1位 大道塾横浜北支部

第2位 大道塾行徳支部 大道塾岸和田支部(同率)