アンケート 「私と空道 2018」
シニア 中量級 優勝
①氏名・所属支部名
平田祐二(ひらたゆうじ)・ 浦和支部
②年齢(2018 年5月1日時点)
48歳
③職業(具体的な業務内容などを記載していただいても結構です)
④出身地
⑤格闘技・武道歴、あるいはスポーツ歴
柔道(弐段)、キックボクシング(1年)
⑥空道歴
17年、1級
⑦家族構成(妻・子の年齢など)
家族あり
―前回以前に入賞し以前に「私と空道」アンケートに回答されている方は、設問⑬に進み、それ以降の設問をご回答ください。
⑧30 歳以上になって空道を始めようと思ったきっかけは何ですか
⑨あなたにとっての空道の魅力とは
⑩仕事・家庭と練習を両立させるうえで工夫していること(家族の理解・評判など)
⑪空道を何歳まで続けようと思っていますか
⑫「空道」という競技について、この先期待することや提案などあればお書きください
⑬他の選手を見て感じることはありますか
シニアとは思えないような技術、体力、気力に優れた選手に限らず、地区大会も含めて、試合に出場している全選手を尊敬しています。
社会人として、仕事と家庭を両立し双方の理解を得て、自分の時間を削り、稽古時間を捻出しながら試合に出場することは困難だからです。
仕事や家庭の事情もあり、常に満足な稽古量とベストコンディションで試合に挑むことは難しく、試合に出場しない(できない)理由は、いくらでも考えられますが、自分に言い訳をせず試合に挑む姿勢が大切だと思います。
そのため、試合を通じて知り合った他支部の人を会場で見かけなくなると少し寂しさを感じます。
みなさん、老け込むのは早いですよ。 一緒にシニアを盛り上げましょう。
⑭(※前回以前に入賞されている方への質問) 前回入賞した反響などあればお聞かせください
職場には、空道をやっていることを話していなかったので、現在の年齢でも格闘技を続け、試合に出場していることに大変驚かれました。
⑮その他自由にお書きください(今回への意気込みや工夫点、空道を続けている理由、その他自由コメント)
(1) 怪我からの復帰について
2016年全日本シニア決勝戦で、自分の不注意と鍛練不足から、左膝前十字靭帯断裂の怪我を負い、仕事の都合で手術を半年先送りしたことや年齢的な問題もあり、本格的な稽古復帰まで1年半以上を要しました。
リハビリ期間中は、どの程度まで膝の機能が回復するか予想もつかず、両足の筋力低下や左膝を庇う生活を長く続けたため、身体のバランスも著しく崩れてしまったので、本当に復帰できるか不安な日々が続きました。
公営の室内プールを利用して、リハビリに水中歩行を取り入れましたが、健康増進目的の高齢者の方々に囲まれてウォーキングをしている時は、情けない気持ちで心が折れそうになりましたが、全日本シニア優勝を目標にして復帰に漕ぎつけました。
靭帯は切れましたが、心は折れませんでした。(笑)
(2) 全日本シニア選抜大会 について
空道のトップ選手が集う北斗旗の大舞台で、全日本シニア選抜大会が同時開催され、選手として出場できることは大変光栄なことです。シニア選手にも、大きな輝ける舞台を準備していただいたことに感謝しています。
何歳になっても、全日本チャンピオンを目指して精進できるシニア空道は、生涯武道の見本になると思います。
現在の私は、若い時と比べて体力的には相当劣っており、体の衰えと古傷の影響もあり、若い時に当たり前にできた技や動きもできなくなりましたが、年齢と稽古を重ねた分だけ、精神力は強くなったと思います。
仮に、若い時の自分と戦っても、体力の衰えを精神力と戦略で補えれば、必ず勝つ自信があります。
この先、何年経っても、何歳になっても、 自分史上最強を目指していきたいです。
(3) 最後に
今大会では、私以外にも怪我を克服して復帰した選手もいましたが、大会中に怪我をされたり、大会前の怪我で出場できなかった選手もいました。
厳しい道のりになると思いますが、諦めずに怪我を克服して必ず復帰してください。
もう一度、戦える日を楽しみに待っています。
最後に、御指導をいただいた渡邉先生、TEAM-U(浦和、大宮西、北本支部)のみなさま、大会出場を支援していただいた職場のみなさま、膝の治療にご尽力をいただいた川口工業総合病院のみなさまに感謝を申し上げます。
⑯ 練習中、仕事中、上記回答のイメージとなる画像(容量最大1MB 程度/枚)