ドーピングによる不正を排除し、公正で公平なドーピングのない競技に参加するという競技者の権利を守り、競技価値そのものを守る活動です。
そのため競技者だけでなく、関係するすべての人々が一緒になって促進していくべき活動でもあります。
世界アンチ・ドーピング機構(WADA)規程
世界アンチ・ドーピング規程|日本アンチ・ドーピング機構 | Japan Anti-Doping Agency (JADA) (playtruejapan.org)
日本アンチ・ドーピング機構(JADA)規程
日本アンチ・ドーピング規程|日本アンチ・ドーピング機構 | Japan Anti-Doping Agency (JADA) (playtruejapan.org)
国際空道連盟(KIF)規程
11jan2021KIFADrules-final.pdf (ku-do.com)
◆薬を使用するときの注意
病院で処方される薬や、薬局やドラッグストアで手に入る薬(特に風邪や花粉症)の中には、禁止物質が含まれていることがあります。
病院にかかるときは、自分がドーピング検査の対象であることを伝えましょう。
塗り薬や貼薬、目薬にも禁止物質が含まれていることがあります。
思い込みに頼らず使用する前に確認しましょう。
また、漢方薬(生薬)の中には、主成分として明らかに禁止物質を含有する生薬があり、それらの生薬を使用すると、ドーピング違反となります。
しかも、生薬は、動植物や天然物から由来しておりすべての含有物質が明らかになっているわけではありませんので、禁止物質を含有することが知られている生薬以外の生薬についても、禁止物質が完全に入っていないと保証することが出来ません。
日本体育協会のホームページ内に使用可能薬リストがあります。
ご自身の目でも確かめてから服用するようにしましょう。
詳しい情報は「公認スポーツファーマシスト」のいる薬局で得ることが出来ますが、(一社)全日本空道連盟では専任公認スポーツファーマシストを有し、競技者・関係者にきめ細かい情報やアドバイスを提供することが可能になりました。
専任公認スポーツファーマシストへのお問い合わせは、(一社)全日本空道連盟の加盟団体に所属の方、及び個人加盟されている方に限定させていただきます。 専任公認スポーツファーマシストへのお問い合わせ方法は「お薬相談」をご参照ください。
※「公認スポーツファーマシスト」とは、日本アンチ・ドーピング機構が認定した薬剤師のことです。
サプリメントの使用について
栄養補助食品(サプリメント)は薬ではなく食品に分類されるため、製品に成分のすべては表示されていません。表示されていないものの中に禁止物質が含まれている場合もあります。
一方、ルールでは競技者の検体から禁止表に掲載された物質やその代謝物、マーカーが存在した場合にはドーピング違反となります。従って、IOC(国際オリンピック委員会)等の団体でもサプリメントの使用は推奨されていません。
2016年岩手国体において、海外有名メーカーのサプリメント(マルチビタミン系)を摂取した選手が、ドーピング違反となりました。同選手は、以前も同じサプリメントを摂取しドーピング検査を受けていますが、その時には違反物質が検出されていません。 改めて競技者として常に自分の体内に入れるものに関しては慎重な判断と責任を持ち、確認するようにしましょう。
(詳しくは、日本スポーツ仲裁機構による本年8月18日付仲裁判断(リンク)参照。) http://www.jsaa.jp/award/DP-2016-001.html
※「公認スポーツファーマシスト」とは、日本アンチ・ドーピング機構が認定した薬剤師のことです。