韓国遠征レポート我妻猛
押忍
角田支部我妻です。7月25日~28日迄、韓国にて開催されたアジアカップ韓国大会へ出場させて頂き、ご報告させて頂きます。
自分にとって海外遠征は3年振りとなり、前回は2011年「ワールドカップモスクワ大会」以来になります。
また、今大会は11月に開催される第4回世界大会の前哨戦。負ける事はできない日本勢。
日本代表選手全員が強い覚悟を持って臨んだ大会でした。
日本出発
羽田空港へ10時集合。塾長、奥様先生、支部長先輩方、選手、由美子さんと合流し、昼食を交えながらビールで乾杯。
減量組の「我妻、中村、深澤」は見ているだけです・・・・
世界大会日本代表チーム第2弾いざ韓国へ!!
韓国
2時間程で韓国へ到着し宿泊先のSUNNY HOUSEホテルへ向かいホテルにて計量。
無事に計量をパスし、やっと念願の食事へ!!
また、今回も「モスクワ遠征」に続きルームメイトは「(加藤)久輝」いつも沢山笑わせてくれ、楽しませてくれる好きな後輩です。
ただ、若干?大ざっぱ?よく言えばおおらかな性格?そんな久輝は忘れ物がひどい・・・・
財布やスマホはどにでも置き忘れ 「注」ここは外国です・・・・
部屋のドアをロックさせたりなど書いたら切りがなく・・・・
そんな事で滞在中、久輝のパスポート、財布は常に自分が預かっていました。
久輝は手の掛かる、デッカイ弟みたいな存在です「笑」
試合
試合
韓国の選手は技術的にはまだ荒削りな選手が多い印象を受けましたが、ここでも目に付いたのは日本人とのフィジカルの差。国内外問わずまず投げられる事はない「中村」が強引な掴みから力技で投げられたり、他の選手「自分も含め」も抱え挙げられて落とされる場面が多く見られ、打撃でも一発で試合を引っくり返すぐらいの強力な打撃を持っており、日本はアジア圏の中でもパワー負けをしているのが事実でした。
近い将来、韓国選手は日本を脅かす存在になると自分自身、身を持って感じた事でもあります。自分の試合は3試合とも韓国選手、1,2回戦は強引にテイクダウンされるが、すぐ様、寝技に切り替え下から腕十字を極めて一本勝ち。決勝は日本でも寮生経験があり、極真カラテ出身のキム・グンウック選手。安定した軸から力強い打撃を繰り出してくる。本線では決着がつかず延長へ。開始早々に相手のローをキャッチ→テイクダウン→サイド→マウントへ移行し最後は腕十字にてタップアウト勝ちでしたが、今後キム選手は寮生として日本へ再来日する予定で、持ち前のパワーに加え、高い志を持つ彼は間違いなく日本の脅威となる選手になってくると思います。
日本代表の皆さん、11月世界大会まで後3ヶ月半となりました。残された時間は後わずかですがまだやれる事はあります。この期間をどう有効に使うか?戦略面、技術面、フィジカル面をいま一度見直し、強化合宿にてコーチ陣の先輩方に指導して頂いている世界大会用の戦い方を柔軟に取り入れ、自分のスタイルを集約して下さい。日本国内で通用してきた事が通用しなくなるのが世界です。そして、代表選手は日本の代表という事を強く意識し、自覚を持って、日々の稽古に取り組んで行きましょう。
大会打ち上げ
大会終了後、韓国本場の焼肉店にて参加者全員にて行う。韓国料理はとにかく何を食べても美味しくホント好きな国です。楽しみにしていた焼肉での打ち上げが開始され、最初の肉を焼く、そして最初の肉が焼き上がるかと言うとこで、まさかの韓国チームからの乾杯コールが鳴り響く・・・・「汗」
ビール、チャミスル、まっこり、と勢いよく飲み、一次会終盤からの記憶はすでに無くなっている事態に・・・・
沢山のまっこり、水平チョップ、正拳突きなど、にぎやかな宴会はAM5時まで続き、遠征中もっとも過酷でハードな一日となりました。いろんな意味で・・・・「笑」
最後に
今回、韓国遠征にお声掛けくださいました塾長、奥様先生、このような貴重な経験をさせて頂きありがとうございました。
また、同行させて頂きました支部長の先輩方には多くの事を学ばせて頂き、選手の皆様、由美子さん、色々とありがとうございました。
そして、手厚くもてなして下さった菅原先輩、キムさん、イムさん、韓国支部の皆様に重ねて御礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。
今回の経験を活かし11月の世界大会に向け日々精進して参ります。押忍
更新日 2014.8.7