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140725~28 韓国遠征中村知大

押忍。総本部の中村です。25日から28日曜迄、韓国で実施された第2回アジア大会及び韓国セミナーに同行させて頂きましたのでご報告致します。

今回の遠征で、自分の中の目標・目的として意識していたのは、①世界会に向けて課題としていることを試す、②アジア圏(特に日韓)の友好(協力)の強化、という2点でした。
上記の2点を中心にご報告させて頂きます。

①世界大会に向けて

3試合行いました。一回戦は、札幌西支部のムエタイコーチ。今回モンゴル選手団が来韓できず、急遽出場となりました。現役から遠ざかっている且つ試合の準備を一切してないにも関わらず、インローがめちゃくちゃ重い!腕十字で一本勝ちでしたが、3・4発カットした足が腫れあがりました。聞くと2年前(3年?)どこかのムエタイのチャンピオンだったそうです。
本場のムエタイの蹴りを受けられたことは良い経験になりました。
2回戦、3回戦(決勝)は共に投極で優勢勝ちです。投げてしっかり極めの動作をとることは意識していたことの一つでしたので、この点に関しては練習の成果が出たと思います。
他の課題については、詳しくは書きませんが、大部分が消化不良に終わってしまいました。
まだ、出来ていないことが分かっただけでも収穫があったので、これからもっと反復して体に染み込ませたいと思います。

今回感じたこと(今回に限らずいつも)は、海外勢の多くは打撃を当てられることをあまり恐れてないということです。皆さんもご経験あるかもしれませんが、フィジカルのある初心者とやっている感覚に近いです。綺麗な打撃とは言えないのですが、タイミングが取り辛いです。

世界大会で海外勢(特にロシア、旧ソ連圏、モンゴル)を相手にするに当たって、彼らのスタイルに合わせた稽古をすることが、必須であることを改めて感じました。日本人同士のようにジャブから、軽いローで探ってといった予定調和はありません。効いていなくても、例えばジャブに一発合わされて効果を取られてしまえば、三分で取り返すこと非常に難しいと思います。

②アジア圏の友好

試合で殴り合い、飲み会で乾杯し合い、身体の外も中も痛めつけ合ったわけですが、言葉の壁など全く関係なく盛り上がりました。
あれだけ飲んだのは人生初めてです。部屋でぶっ倒れたのも初めて酒を飲んだ時以来です。
とにかく交流が深まったのは間違いありません。

韓国は遠いようで近い国です。飛行機も羽田からソウルまでたった二時間で到着します。自分の実家の長崎に帰るのとほぼ同じです。
今、国同士では、日本と韓国の関係はあまり良くなく、行くまでは正直少し不安な部分もあったのですが、全くの杞憂に終わりました。身体を張り合った仲に政治云々は関係ありませんでした。

最後になりましたが、塾長を始め、事務局長、由美子さん、中西明彦先輩、菅原先輩、中西博之先輩、寺園先輩、黒木先輩ありがとうございました。特に菅原先輩には、何から何までお世話になりました。記念すべき韓国空道の一歩を一緒に歩むことができ光栄です。
我妻先輩、久樹さん、深澤、野村君、伊藤君、世界取りましょう!
泣いても笑っても3か月半後には世界大会がやってきます。今更、新しいことをやっても仕様がないので、今あるものの中から対世界で必要なものを抽出して、磨いていきたいと思います。

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更新日 2014.8.2