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WGレポート横井伸幸(通訳 新宿支部)
一介の塾生ながら、この度は通訳としてWGコロンビア遠征に参加させていただきました。まずは塾長、事務局長を始めとする遠征隊の皆様、それから全国の塾生の方々に御礼を申し上げます。
通訳兼事務方として一歩離れたところから今回のイベントを観ていて感じたのは、各国代表の空道にかける思いです。
オリンピック参加へ向けて空道を一歩前へ進めるために、どの国もプライドと責任をもって自分のなすべきことを全力で全うしていました。
うんざりする程の長旅の末、試合前日にコロンビア入りしたにも拘わらず、大観衆を湧かせる試合をした者。
取材に入っているメディアの言外の要望を察知し、自ら立ち上がって空道の理念やルールを完璧に説明した者。
カリ市内で行われた模範試合では、迅速な試合場設営の必要を皆が感じ取り、全員が全員きびきび動き、あっという間に舞台が整いました。個人競技である空道に勤しむ人たちが見せた見事なチームワークです。
また、私個人の話ですが、参加しなかった某国の支部長からは事前の激励と、結果報告を求めるメールを何通ももらいました。
今回のWGにおける成功が空道をオリンピックへどれほど近づけたのか、わたしにはまったくわかりません。しかしながら、空道の実践に喜びと価値を見出し、誇りを抱いて日々稽古している世界中の人たちの結束を以前以上に固めたのは間違いないと思います。(来年の世界大会で確認できるでしょう)
海に囲まれている日本では、外国の方と接触する機会はあまりありません。が、空道を続ける限り、自分はその輪の中にいる。
これを忘れずに、今後も稽古に励みたいと思います。
塾長、事務局長、平塚評議委員長、高橋師範、友次支部長、小松支部長、黒木支部長、加藤先輩、中村先輩、由美子さん。 改めて、ありがとうございました。
2013.8.28更新
横井伸幸(通訳 新宿支部)