top > 遠征記 > 吉倉千秋

空道アジアカップ(於ウラジオストク)遠征参加レポート

吉倉千秋

今回のアジアカップで初めて海外の大会に参加させていただきましたが、まず驚いたことは、大会の規模の大きさでした。収容人数の大きな会場、豪華な設備、演出、観客の熱気。街中や路線バスにもポスターが貼られていましたし、テレビCMのようなものもモニターに流れていて、子供たちが地元の選手を大声で応援していたのが印象的でした。そして出場する選手達も、この広い国土で大規模な競技人口の中から勝ち上がってここに至った選手達ですので、パワーにおいてもスピード・テクニックにおいても、ずっと段違いの高みにあり、それだけではなく競技に対する真剣さ、貪欲に強さを求める熱意や覚悟を感じました。黄帯や緑帯をまいた選手でも本当に強い。対して自分はというと、あれも足りないこれも足りないと足りないことだらけで自身の未熟さを痛感し、恵まれた環境にいたはずなのに、なんと疎慢であったことかと身の震える思いでした。自分の試合についてですが、回転の速いフック連打に押されて全く手も足もでませんでした。想像以上に速く、そして重いです。身体能力の違いをまざまざと見せつけられました。不甲斐ない結果に終わってしまい大変申し訳なく責任を感じておりますが、実際に生で感じたことが一番身になるはずですので、11月までにどうやって足りない部分を埋めるのか、一から練習内容を見直し、考えて行動しようと思いました。

ページトップへ

更新日 2014.6.19